2月12日(金) 自主防災会坂口・堂本両副会長が県の安全・安心まちづくりアドバイザースキルアップ研修会に出席しました。

2月12日(金)県・文化会館で開催された、令和2年度 奈良県安全・安心まちづくりアドバイザースキルアップ研修会に堂本氏と坂口が参加視聴してきました。

1. 奈良県・安全安心まちづくり推進課の末武課長の挨拶

コロナ禍の中、三密に配慮した会場設営で、アドバイザー登録者と、知事から委嘱された元県職員の地域防災支援担当者の多くの参加者で満席でした。

2. 奈良県防災統括室 主幹 中野 順平氏 から
「感染症に備えた避難所運営について」

第三波の感染は、大阪に行った人からの感染が増加し、家庭内感染につながった。
また、社会福祉施設や医療関係の感染が一気に増加した。旨のお話がありました。

3. 県警本部犯罪抑止対策室 室長 上谷 賢治 氏
「特殊詐欺2020+1」

奈良県の特殊詐欺被害金額は、全国第16位になっている。これは、奈良県は資産家が多い(全国5位)との報道発表や、キッシュカードの1回の引き出し金額上限が50万円。大都市他府県は10万円なので、詐欺グループから奈良県が狙われている。等との話がありました。

4. 神戸学院大学現代社会学部社会防災学科 教授 松山 雅洋氏
「住民による災害時要配慮者の避難支援について」

 2004年・新潟県三条市の豪雨で、寝たきりのため高齢者のご主人が水害予知で2Fに垂直避難できなく亡くなられた事案。この三条市の悲劇から、2005年に内閣府ガイドライン「避難準備情報」、2006年「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」ができた。

また、東日本大震災後の平成25年、災害対策基本法が改正され、各市町村に「避難行動要支援者名簿」の作成が義務付けされた。もちろん、本人の同意を得て地域の自主防災会などに事前提供要となった。旨のお話がありました。

桜井市でも福祉課が昨年策定しておりますが、残念ながら新型コロナの蔓延、集会・寄り合いの自粛のせいで未だ情報が地域にまで降りて来ておりません。

しかし、朝倉台では以前より自治会・自主防災会・民生委員がタッグを組んで「災害時住民支え合いマップ」を作成し、毎年聞き取り調査更新して高齢者・障害者などの災害弱者の把握に努めておりますので一安心です。

これもひとえに自治会員の皆様方のご理解とご協力があってこそ出来る事です。(坂口)

 

 

2021年02月13日